安全保障貿易管理(輸出規制)について(1)&(2)

コラム

輸出規制の必要性および輸出規制が行われている国

今回は経済産業省安全保障貿易管理調査員、(一般社団法人)安全保障貿易情報センター、

前ABCM素材専門委員会委員長である東郷育郎先生にご寄稿いただきました。

はじめに

皆さん、日本より輸出する際には輸出規制という法律があるのをご承知でしょうか。

違反すると刑事罰、罰金などの制裁を受けると同時に企業自体の信用が失墜し、最悪の場合には企業存続も厳しくなります。7月の新聞紙上を賑わせた北朝鮮向け(韓国経由)の高級乗用車の輸出も違反事例です。

現在、北朝鮮に対しては全面輸出入禁止が政府で決定されているからです。

これ以外にも摘発事例は多くあり、法律を知らなったからという訳にはいかなくなっています。

今回、KDI社のホームページで輸出規制とは何か、何を順守すれば良いかなどを簡潔に解説いたします。

1回の掲載では不足ですので連載ということにいたします。

なお、質疑応答の形で解説いたしますが、皆様方でこのようなことを知りたいという内容があれば、KDIまでご質問ください。次回以降に回答するようにいたします。

何故輸出規制が必要なのか?本当に規制する必要があるのか?

世界を眺めると紛争が絶え間なく起こっています。その際、有利になるような武器を有することは当然考えることです。北朝鮮を考えてみましょう。核爆弾を持っていることは明らかであり、化学兵器も大量に製造・保管していると言われています。安全保障貿易管理(輸出規制)とは「先進国が持っている高度な機械や技術が大量破壊兵器(核爆弾とか、生物・化学兵器など)を開発している国に渡った場合、国際的な脅威となり世界情勢の不安定化を招きます。その脅威を未然に防止するために先進国を中心とした枠組みを作り管理をする。」ということで日本も国際的な枠組みの中で輸出規制を行っています。もし、世界中より紛争、戦争が無くなり理想的な地球レベルの平和国家になれば輸出規制など不要になるでしょう。が、ならず者国家が存在す悪夢としか思えません。如何に輸出規制が必要なのかを分かっていただきたいと思います。

輸出規制は日本のみでやっているのか?

上述したように先進国が集まって国際的枠組みの中で行っています。

その国際的枠組みの歴史を辿ってみましょう。多くの枠組みは1960年代より続いた冷戦状態の間に作られました。

このように国際同意に基づき輸出規制は管理されています。 NSG,AG、MTCRは大量破壊兵器関連で特に厳しく管理されています。 また、それどれの国際管理レジュームでは年に一度関係各国が集まり、規制の適正化など多くの ことが話し合われています。

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安全保障貿易管理(輸出規制)について(1)&(2)

KDI輸出品

固体FTIR・顕微IRの前処理装置

Axis Pro

ハンディーVOCセンサー

OSP製VOCセンサー

オーエスピー製VOC-121Hは石油系・塩素系等の揮発性有機物質(VOC)濃度の 総量を現場で簡易、迅速に検出することができるハンディタイプの測定器です。内蔵ポンプにより、表層ガス測定やボーリング孔(深さ10mなど)からの直接吸引測定も可能ですので、簡易チェック・一次スクリーニングに最適です。またヘッドスペース測定法との組み合わせにより、水中VOC成分の高感度検出が可能です。


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