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試験勉強は参考書選びからです。私が購入したのは弘文社 「これだけはマスター! 基礎固め 毒物劇物取扱者試験」という本です。 (1)法規の簡単な説明、(2)基礎化学の解説、(3)毒劇の性状・廃棄方法・保管方法・用途、(4)法文の記載という構成になっている、受験勉強をするにあたって必ず買わなければならないタイプの本だと思います。とは言え、この手の受験本はあまり多くは出されてなく大体限られてくるとは思います。 |
独学していると、拠り所は参考書だけですので、本の記述に行き詰ると勉強がはかどらくなることもあるかと思います。周りに質問できる人がいればよいのですが、そう恵まれた環境にいる人ばかりではありません。そのような事態を避けるため、書店でパラパラと目を通して自分が見やすいと思った本を複数冊購入するのがお薦めです。お薦めと書きましたが私は独学においては「マスト」ではないかと思っています。 さて上記の理由でもう一冊、新星出版社刊「まるごと覚える毒物劇物取扱者ポイントレッスン」という本を購入しましたが、書店で見た時は2冊が補完しあうことを期待したものの、いざ勉強を始めてみると2冊とも似たような構成だったため、もちろん違いはありますが「視点をガラリと変える」という意味では役に立ちませんでした。誤解の無いよう申し上げておきますが、どちらかが劣るということではなくどちらの本も良書でした。ただしいくら相性の良い本を選ぼうとも未知の情報が大量に入って来ますので、それらを憶えていくのは決して容易なことでは事をありません。最初のうちは心して勉強に取り掛かりましょう。 |
さて上の本(のどちらか)をマスターすることは必要条件ではありますが、十分条件ではありません。 毒物劇物取扱者試験では筆記試験と実地試験があり、前者では「(1)法規の簡単な説明、(2)基礎化学の解説、(3)毒劇の性状・廃棄方法・保管方法・用途」について、後者では「毒物および劇物の識別及び取方法」について問われるのですが、前述の2冊は筆記試験対策本なのか、実地試験で問われる内容があまり含まれていませんでした。そこで技術評論社刊「毒物劇物取扱者 合格教本」という本がお薦めです。実地試験対策に重きをおいているような編集で、毒劇物の性状、貯蔵法、廃棄法はもちろん、漏洩時の応急措置、毒性・解毒剤、鑑別法の解説がすぐれています。法規についても前述2冊とは違った視点で編集されていて(これは主観的感想かもしれません)わかりやすかったと思います。ただし法文掲載がなかったり化合物毎の説明はその他の本より手薄だったりするので、こちらを主体にするのは厳しいような気がします。 あと本連載のどこかでご紹介しようと思いますが、受験者の方は試験合格が最終目的でなく、会社の毒物劇物取扱者になることが目的だと思いますので受験本ばかりではなくインターネットでMSDS(Material Safety Data Sheet, 、製品安全データシート。化学物質や化学物質が含まれる原材料などを安全に取り扱うために必要な情報を記載したもの。 )に馴染んでおくことも必要かと思われます。 |
さてこれから実際暗記していくテクニックをご紹介していきましょう。ただしこれは私が、本を読んでいるだけでは中々記憶に定着させることができないため単語帳を使って暗記するようになっただけで、本の内容を単語帳に転写する労力が大変なため、本を熟読あるいはノートを使って十分憶えられる人には不要かと思います。
単語帳はどれでも良いとは思いますが、書き込む欄が広いという理由で私はマルマン社「ニーモシネ」というシリーズの単語帳が気に入っています。|
開くとこんな感じです。 |
![]() | この時ですが、私の場合移した箇所の横に日付と「写」と書いて括弧でくくりました。参考書を進めていく際にありがちですが、始めのページからきっちり順番どおり進めて行こうとすると時に気分が乗らないこともあります。また限られた時間の中で重要なポイントをやる時間がなくなってしまうこともありますので、時にランダムに進めていきました。ただ、そうするとどこを写したか忘れてしまいますので既にやったという印をつけたわけです。こうすると最初例え虫食い歯のようになっていても最後はきっちり括弧と括弧がつながっていき網羅できていきます。 |
私は毒物劇物取扱者試験では法規よりも毒劇物の性状をいかに憶えていくかが勝負どころになると思ったので、毒物劇物の性状の箇所で最初に出てくる特定毒物の性状から書き込んでいきました。
先ほども申し上げましたが、単語帳を使うネックとなるのは全部写し終わるまでが大変だということです。ニューシモネは40枚あります。1日5〜6枚写していっても約1週間かかります。でも確実に憶えていくことができるという利点がこの労力を補って余りあります。また、ポケットサイズでスーツのポケットに入れておけるため、通勤時や営業で移動するなどの隙間時間の中でいつでもどこでも暗記作業ができるという利点もあります。
今回の試験では毒劇物の性状だけで1冊半程度使いました。ここで法規も書き込んでいったら2冊はゆうに行くと思います。ただ法規は問題を少し解き始めた段階で、独特の言い回しに慣れると選択肢を見てすぐ答えがわかるようになったので上記3冊の解説をよく読んで章末問題を解いて済ませました。
皆さんもテスト勉強をしているときに、毎日がんばって詰め込もうとすると逆に忘れるのも早いと感じられたことはありませんか? これまた主観ですが、短期的に詰め込んだ記憶は定着が悪く、その箇所を覚えたつもりで次の箇所に移り、時間が経つうちにどんどん忘れてしまうのではないかと思います。
そこで私は暗記する時は「忘却曲線の中で時間をおいても忘れていない部分を増やせばよいのでは?」と考え、 いつの日からか「わざと間隔を空けて復習し、それを繰り返す」ようになっていました。









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